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2012年7月1日に廃止されたJR大阪環状線唯一の踏切「一ツ家踏切」の特集です。


●概要

一ツ家踏切は大阪環状線・大和路線(関西本線)天王寺〜新今宮間にある大阪環状線内唯一の踏切で、
ピーク時には毎時51本の列車が走る「開かずの踏切」となっていました。
近年では無謀横断や死亡事故が多発したことから廃止が決定され2012年7月1日未明に廃止されました。

なお廃止直前の2012年6月25日にはこの踏切で死亡事故が発生しています。


「踏切閉鎖のお知らせ」看板


●踏切(廃止前)


踏切を南側より
踏切の北側には天王寺動物園が、その先(左上)に通天閣があります。


踏切を北側より
踏切は大阪環状線内回りと大和路線(関西本線)の3線あります。

歩行者専用であるため踏切障害物検知装置は設置されていません。


踏切非常ボタンと踏切案内(左)
北側のみ全方向踏切警報灯になっています(右)


踏切には迂回を促す看板や標示があります。
迂回路は天王寺方面「あべの橋」・新今宮方面「玉水地下道」が案内されていますが、
迂回すると大阪市立大学医学部附属病院〜天王寺動物園はかなりの距離になります。


踏切南側、府道尼崎平野線から踏切へ通じる道
この道が区境になっていて、左側が西成区、右側が天王寺区、写真では写っていませんが手前右側が阿倍野区です。

右側のあるフェンスは・・・

1993年に廃止された南海天王寺支線の跡地です。
南海の踏切(複線)もありましたが、廃線前には単線化されていたようです。

現在でも南海の関連会社が管理しています。


●踏切(廃止後)


踏切北側より
7月1日時点ではフェンスで覆われているだけで警報機などは撤去されていないようです。


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